フカセ釣りは「撒き餌と付けエサを同調させ、魚のいる層(タナ)に届ける」釣りです。タナがズレていると、いくら撒き餌をまいても魚に見せることすらできません。ここではタナの考え方と取り方、そして潮の読み方の基本を紹介します。
01タナとは何か
タナとは、魚が泳いでいる水深(層)のことです。同じ釣り場でも、時間帯や潮の動き、水温によって魚のいる層は変わります。表層近くにいることもあれば、底近くに沈んでいることもあるため、その日の状況に合わせてウキ下(ウキから針までの長さ)を調整する必要があります。
02タナの取り方の基本
- まずはウキ下1〜2ヒロ(1ヒロ≒両腕を広げた長さ、約1.5m)程度の浅いタナから探り始める
- 反応がなければ徐々にウキ下を深くしていく
- 撒き餌に反応する魚の層(表層で拾い食いしているかなど)を観察する
- 当日釣れた人の情報や、過去の釣行実績も参考にする
最初から深いタナを探るのではなく、浅いところから徐々に深くしていくのが基本です。浅いタナで反応があれば、それ以上深く探る必要はありません。
03潮の読み方 ── 潮回りを知る
潮には大潮・中潮・小潮・長潮・若潮といった「潮回り」があり、潮の動く量が変わります。一般的に大潮・中潮は潮の動きが大きく、魚の活性も上がりやすいとされています。カレンダーアプリや潮見表で事前に潮回りを確認し、釣行日を選ぶのも釣果アップのコツです。
04潮の読み方 ── 潮目・潮の速さを見る
- 潮目:色や流れの違う潮がぶつかる筋のこと。プランクトンやベイトが集まりやすく、魚が付きやすいポイントになります。
- 潮の速さ:ウキの流れる速さや、道糸の払い出され方で判断します。速すぎる場合はガン玉を打って仕掛けを沈め、潮に負けにくくします。
- 上潮と下潮のズレ:表層と底層で潮の向きが違うことがあります。ウキの動きと仕掛けの入り方が合わないときは、このズレを疑ってみましょう。
05タナと潮はセットで考える
タナ取りと潮の読みは、別々のものではなく常にセットで考えるのがポイントです。同じウキ下でも、潮が動いているときと止まっているときでは、仕掛けの入り方(実際に沈んでいる深さ)が変わります。潮が速いときはガン玉やウキの浮力で調整し、潮が緩いときは自然に仕掛けを漂わせるイメージで、その日の潮に仕掛けを合わせていきましょう。
06まとめ
タナ取りと潮の読み方は、フカセ釣りの中でも特に経験がものを言う部分です。最初はうまくいかなくても、浅いタナから探る・潮の動きを観察するという基本を繰り返すことで、少しずつ感覚がつかめてきます。焦らず、その日の海と向き合う気持ちで釣行を重ねてみてください。