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チヌ(クロダイ)の投げ釣り

チヌの投げ釣りは、場所と季節を間違わなければ、だれでも簡単に釣果を得ることができる釣りです。
竿とリールなどのタックルは、投げ釣りで使用するものがそのまま使えるので、「カレイ・キス」などのシーズンオフ時にチヌを釣ることも出来ます。
チヌを投げ釣りで釣る場合、夜間の釣りがメインとなります。昼間でも釣れないことはないのですが、チヌは警戒心が強く、日中はエサ取りも多いので夜間の釣りが断然有利となります。
食性は雑食で、貝類から甲殻類、多毛類、小魚など何でも食べます。
投げ釣りでは、虫エサをメインに使用して、大型狙いにはユムシやタイムシ、ボケなども使用します。

チヌの行動パターンを知る

チヌは、磯、波止、漁港、河口(汽水域)、砂浜など実にさまざまなところに生息しています。
塩分濃度の低い河口部(汽水域)では、チヌよりキチヌが多い傾向にあります。
キチヌはチヌよりも獰猛なフィッシュイーターなので、ルアーでのチヌ釣りにキチヌが混ざることが多いです。
投げ釣りでチヌを狙う場合、河口付近や漁港、波止、砂浜などが釣り場になります、海底が岩礁帯になっているような岩場は根掛かりが多くなるので、投げ釣りには向きません。
季節によるチヌの行動パターンを把握しておきましょう。
春先から初夏にかけてチヌは産卵行動のため浅瀬にやってきます。いわゆる乗っ込みと言われる行動です。
海水温が17℃くらいになるといっせいに浅瀬にやってきて産卵行動をとります。
夏場の日中や冬場は、水温の安定している深場にいます。どの魚でもそうですが、急激な水温の変化は苦手です。

チヌを釣るための投げ釣りタックル

チヌを釣るために特別な投げ釣りロッドやリールといったものは必要ありません。
オモリ負荷30号前後の投げ釣り用ロッドとそれに合せて投げ釣り用リールがあればチヌの投げ釣りができます。
ロッドやリールはチヌ釣り専用の物ということではないので、投げ釣りの竿とリールをセットで揃えておけば、チヌ釣り以外にもカレイやキス、マダイ、アイナメ、アナゴなど投げ釣りで釣ることが出来るほかの釣り(対象魚)にも使えるので、揃えておくと便利です。

おすすめタックル
ロッド: ダイワ(Daiwa) エクストラサーフ T 30号-405 icon
リール: ダイワ(Daiwa) ウインドサーフ35 細糸 icon

ラインにPEラインを使用する場合は、細糸仕様リールにPEライン1号~1.5号を巻いて先糸にテーパーラインを使います。

チヌを投げ釣りで釣るための仕掛け

チヌの投げ釣り仕掛けといっても特に難しい仕掛けを用意する必要はなく、シンプルな仕掛けの方がトラブルもなくチヌをゲットできる確立が上がります。
特に夜釣りがメインの釣りなので、仕掛けはシンプルにしましょう。
大型魚対応の投げ釣り用市販仕掛けを使うか、簡単な仕掛けなので自分で自作して使えば良いとおもいますが、アナゴなどがエサ取りとして釣れる場所は、仕掛けの予備をたくさん用意しておきましょう。

チヌの夜間投げ釣り

上記でも書きましたがチヌを投げ釣りで釣るなら夜釣りが断然有利です。
夜間は、日中と比べるとチヌの警戒心が和らぎ、またエサ取り(フグ・ベラ)なども少なくなるので、釣りやすくなります。
特に波止や漁港など日中にプレッシャーが高い釣り場では、夜間に大型のチヌが釣れることが多々あります。
大型のチヌがヒットすることを想定して尻手ロープは必須です。
チヌのアタリは、夜間であればはっきり出ることが多く、アタリがあったら竿を大きく煽って合せを入れてフッキングしましょう。
上あごが硬い魚なので、フッキングをしっかり入れないと取り込み時にフックが外れたりします。
波止などの場合は、取り込みを考えてタモ網は必ず用意しておきましょう。